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外壁塗装の助成金が受けられないケースと事前確認の重要性
外壁塗装にかかる費用は決して安くはありません。そのため、多くの方が各自治体の助成金制度を活用したいと考えています。東京都北区をはじめ、さまざまな地域で外壁塗装に関する助成制度が整備されていますが、全ての人が申請しても必ずしも受けられるわけではありません。
「せっかく準備したのに、助成金の対象外だった」「申請してから断られてしまった」そんなケースも実際にあります。この記事では、助成金が受けられない代表的なケースと、申請前に確認しておきたいポイントについてわかりやすく解説します。
助成金が受けられない主なケース
1. 工事着工後に申請した場合
助成金の多くは、工事着手前に申請し、自治体からの交付決定通知を受けてからでないと対象になりません。申請を忘れていて、工事が始まってから提出しても「受付不可」となってしまいます。
スケジュールを立てる際は、見積もり取得後にすぐ申請し、交付決定が届いてから工事を始める流れを守る必要があります。
2. 申請に必要な書類が不備だった場合
申請時には多くの書類が必要になります。例えば、以下のようなものがあります。
* 助成金交付申請書
* 工事見積書と内容説明書
* 建物の登記簿謄本や納税証明書
* 本人確認書類(免許証など)
* 着工前の現況写真
これらのうち1つでも不足していたり、不備があると受付自体ができない、もしくは審査で不承認になる可能性があります。提出前に、自治体の窓口や施工業者に内容を確認しておきましょう。
3. 助成対象とならない工事内容だった場合
すべての外壁塗装工事が助成対象になるわけではありません。たとえば以下のような工事は対象外とされることがあります。
* デザイン目的だけの塗り替え(防水性・耐久性向上の効果がない場合)
* DIYによる自家施工
* 助成対象金額に満たない小規模工事(10万円未満など)
* 法的に許可が必要な建物で、許可が得られていない場合
工事内容が対象かどうかは、見積もり段階で業者に確認するか、事前に自治体に相談するのが確実です。
4. 対象者の条件に該当しない場合
助成金には「申請者本人」が対象になっていることが多く、次のような人は対象外とされる可能性があります。
* 所有者以外(賃借人、親族など)
* 区外に住民票がある人
* 納税義務を果たしていない人
* 過去に同制度で助成を受けている場合(再度申請不可のケース)
申請者が対象になるかどうか、提出前に条件をよく確認しておきましょう。
5. 予算枠が終了していた場合
助成金は「予算制限」がある制度です。各年度で決まった予算枠が設定されており、申請が多い年はすぐに予算が終了してしまうことがあります。
たとえば4月から受付が始まり、数ヶ月で予算が満額になり受付終了となるケースもあります。申し込もうと思ったときには遅かった、ということもあるため、毎年の開始時期(多くは4月)には早めに動き出すことが大切です。
申請前に確認しておくべき重要なポイント
施工業者が制度の対象になっているか
多くの助成制度では、自治体が認定した登録施工業者、または一定の条件を満たした施工会社でないと助成対象になりません。業者選びの際は、「その会社が助成金に対応しているか」「申請サポートが可能か」もチェックしましょう。
着工前に自治体と相談しておく
不安がある場合は、申請前に自治体の住宅課や建築課などの担当窓口に相談することをおすすめします。申請書の書き方や必要書類の案内をしてもらえるほか、制度の最新情報も得ることができます。
スケジュールに余裕を持つ
申請から工事完了までには、以下のような期間が必要になります。
* 見積もり取得・業者選定:約1〜2週間
* 書類準備・申請:約1週間
* 審査・交付決定まで:約2〜4週間
* 工事期間:約1〜2週間
* 完了報告・助成金受け取り:約1〜2ヶ月
申請から実際に助成金が振り込まれるまでは、合計で2〜3ヶ月程度かかることもあります。時期をずらして塗装を検討している方も、早めの準備を心がけましょう。
助成金が使えなくても諦める必要はない
助成金を利用できなかった場合でも、塗装業者によっては割引サービスやキャンペーンを行っている場合があります。また、施工費用の分割払い(リフォームローン)に対応している業者もありますので、無理のない範囲でメンテナンスを進めることも可能です。
また、助成金制度は毎年内容が更新されるため、今回利用できなかったとしても、翌年以降に条件が変わり対象になることもあります。情報は常に最新のものをチェックしておきましょう。
まとめ:申請前に確認をすれば助成金トラブルを防げる
外壁塗装の助成金を利用するには、「申請のタイミング」「書類の準備」「施工業者の選定」など、いくつかの注意点があります。特に「工事開始後の申請」は助成対象外となる最も多い原因です。
また、対象者や工事内容に条件があるため、自分がその制度の要件を満たしているかを事前に確認することが大切です。北区をはじめ、各自治体の制度は年度ごとに更新されるため、常に最新の情報を把握しておきましょう。
株式会社光が丘美装では、外壁塗装に関する助成金申請のサポートも行っております。制度のご相談から施工、アフターサービスまでトータルで対応いたしますので、北区で外壁塗装をご検討中の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。